今日行われた全国高校駅伝の所感を書きたいと思います。
結論から言うと「ヴェイパーフライ時代の到来」である。
使用率はわかりませんがかなり高い使用率だったように思えます。そこで2018年以前の8位入賞記録と今年の記録を比較してみました。
2019年と2018年以前の最高記録比較
2019年記録
1位 仙台育英(宮城)2.01.32
2位 倉敷(岡山) 2.01.35
3位 佐久長聖(長野) 2.02.28
4位 九州学院(熊本) 2.02.39
5位 学法石川(福島) 2.02.43
6位 大分東明(大分) 2.02.52
7位 宮崎日大(宮崎) 2.02.56
8位 自由ヶ丘(福岡) 2.02.57 8位 加藤学園(静岡) 2.05.09(2018年)
2018年以前の最高記録
1位 世羅(広島) 2.01.18(2015年)
2位 世羅(広島) 2.02.23(2018年)
3位 学法石川(福島) 2.02.52(2018年)
4位 九州学院(熊本) 2.03.54(2018年)
5位 佐久長聖(長野) 2.03.54(2018年)
6位 埼玉栄(埼玉) 2.03.59(2018年)
7位 八千代松陰(千葉)2.04.19(2018年)
8位 加藤学園(静岡) 2.05.09(2018年)
優勝記録
優勝記録は昨日の記事にも書いた通り2.01.18(世羅2015年)です。この記録は惜しくも破られませんでしたが2.01.32は歴代2位タイ記録でした(歴代2位は仙台育英2003年)。アンカーがトラック勝負の展開になったためスローペースでしたね。別の展開なら新記録もあったかもしれません。タラレバですが・・・
2位以下の記録
ここからがすごいことに。2位以降の記録ははすべて2019年が順位別最高記録という結果になりました。9位以降の記録は調べていませんがほぼすべての順位で最高記録が樹立されたのではないでしょうか。
1区の記録
次に日本人の1区選手の記録で比較してみたいと思います。これまでの日本人で28分台を記録したのは上野選手(佐久長聖2003年)のみでした(28分54秒。今年は一気に7人が28分台を記録しました。驚異的ですね!
テレビでは絶対に言わないこと
選手の日頃の努力は素晴らしく、そのこと自体を否定するわけではありません。がナイキ・ヴェイパーフライが好記録をアシストしたのは言うまでもないでしょう。公共放送の解説では個別メーカーシューズの話をできるわけもく予想通りスルーでしたね。
ヴェイパー元年
今年は令和と共にヴェイパーフライ元年にだったと思います。昨年もヴェイパーフライを履いている選手はいましたがが今年は「ヴェイパーフライに勝つためにはヴェイパーフライを履くしかない状態」でしたね。
結論
お金さえ出せば誰でもヴェイパーフライを履きタイムを上げることができます。みんながヴェイパーフライを履けば優位性がなくなります(ただしヴェイパーフライを道具として使いこなす技術が必要です)。結局日頃の練習で自力をつけることが大切なのは今までと何ら変わりませんね♪(´ε` )高校生の皆さんお疲れ様でした!おじさんたちをまた感動させてくださいね