先日の別大マラソン、丸亀ハーフマラソン、全日本実業団ハーフマラソンなどで続々と良い記録が出てましたね。MGCに出場したよう有力な選手以外にも良いタイムで走る選手が増えています。
もちろん選手の能力が一番だと思いますが道具(ヴェイパーフライ)を上手に使えているのも大きな要因ではないかなと思います。
長距離の競技力を高めるためにはVO2MAXやLT値を高めたり、ランニングエコノミーを改善することが大切です。
薄底シューズ全盛のころはシューズを履きこなすといった技術要素はあまりなく走力を高めていれば十分でした。
今後は走力を高めることにプラスして高機能シューズを上手に履きこなす技術がより重要になると予想します。
シューズ性能の飛躍的UP
厚底シューズの登場でランナーに求められる技術的要素が高まりました。いかにシューズに合わせた走りができるか、どれだけシューズの能力を引き出せるかが好タイムを出すポイントです。
実際にヴェイパーフライを履くようになってからスムーズな体重移動を意識するようになりました。体重移動がスムーズになる走り方を研究し実践しています。
ちなみにヴェイパーフライネクスト%になってから誰でも履けるマイルドなモデルになりました。マイルドなネクスト%でも技術の必要性を感じますが、以前のモデルのヴェイパーフライ4%には角があり、より高度な技術が必要だったように思えます。
シューズとランナーの力関係
薄底シューズは自分の力で走っている感しかないのでシューズが走りに対して意見することは滅多にありませんでした。しかし厚底シューズは走り方に対して意見してきます。しかもシューズのアドバイス通りに走ればパフォーマンスは向上します。
ランナーに対してヴェイパーフライは高性能過ぎて使いこなし切れていない印象です。それでも好タイムが出るので完成度の高いシューズなのは間違いないです。
市民ランナーのパパランにとっては完全にオーバースペックでヴェイパーフライの性能を3割でも発揮できれば良い方ではないでしょうか( ̄∇ ̄)
今後発売のシューズに注目
今後発売される高性能シューズとしては「ナイキ アルファフライ ネクスト%」はどのようなシューズに仕上がっているか楽しみです。今まで確実にアップデートを重ねてきたヴェイパーフライシリーズの後継なのでより高性能はもちろんのこと、よりマイルドな(誰でも履ける)シューズに仕上げてほしいと思いますね。
また他メーカーから発売されるシューズが技術要素があるのか?薄底感覚で走れるものなのか全くの未知数でありますがこちらにも期待したいと思います。
誰が選ばれるかわからない
話が脱線しましたがシューズに技術要素が入った事で東京オリンピックの選手選考はより予想しにくいものとなりました(そもそもマラソンの予想は難しいのですが・・・)。
予想される有力な選手以外に走力×技術(シューズを道具としてうまく使う)を兼ね備えた選手が選考に割って入ってきそうな気がします。