2020年箱根駅伝は初日のリードを活かし、しっかり力を出し切った青山学院大が2年ぶりに総合優勝を飾りました。2位は東海大、3位は國學院大という上位結果に。
復路総合順位
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復路も区間新連発
復路も往路に続き区間新が多く誕生しました。
6区は東海大のスピードランナー館澤選手が57分台前半の記録で区間新記録。後方スタートとなった東洋大の今西選手も区間記録を上回る快走でした。
7区は今年の箱根駅伝唯一の27分台ランナー・明治大の阿部選手がシード権を決定づける61分台で走り切りました。今年は調子が上がらない中、最後の箱根で結果を残してくれました。東京オリンピックを目指して頑張って欲しいですね!
8区は区間新記録の誕生はなりませんでしたが昨年のMVP東海大の小松選手が区間賞。先頭を行く青山学院大の岩見選手も鬼気迫る走りで小松選手と1秒差の区間2位。見応えのある戦いでしたね!
9区は青山学院大の神林選手が区間賞を獲得。6区からジリジリ詰めていた東海大の夢を打ち砕く快走でした。これでよほどのアクシデントがない限り青山学院大の優勝という状況に。
10区はシード権外の11位を走っていた創価大の嶋津選手がシード権を引き寄せるには十分過ぎる区間新記録の快走。区間2位の帝京大・吉野選手も区間新記録でした。
復路区間順位
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母校がシード権獲得
パパラン的には母校の明治大が久々にシード権獲得が嬉しかったですね!阿部選手の状態が心配されましたが下級生が奮闘。そしてエース阿部選手が復活の快走で安全圏へ。10区での順位変動は悔やまれますが駅伝なので仕方がありません。今日は気持ちよく校歌を歌えたのではないでしょうか?
区間新は当たり前!?
今年の箱根駅伝は10区間中7区間が区間賞でした。もはや区間新記録に驚かなくなり、区間新でないと“走れてないのかな?”と思ってしまうくらいですd( ̄  ̄)
この流れは間違いなく都道府県駅伝でも続くでしょう。今や中学生でもヴェイパーフライを履く時代。本来は自脚で走ってもらいたいところですが進路やらメンバー争いなど絡むと少しでも良いタイムで走りたいのがランナー心理ですので仕方ないですね。
女子に関しては、ヴェイパーフライはピッチ走法には向かないと言われていますが走るコツさえ掴めば十分威力を発揮すると思います。本当に履かない理由が見つからない靴になってしまいましたね。
箱根は戦国時代へ
近年、大学駅伝のレベルアップは著しくどんな強豪チームも安泰ではありません。更にヴェイパーフライの登場によりレベルが1ランク2ランクアップしました。全体のレベルアップした事が相対的に僅かなブレーキで順位を下げてしまいます。“優勝候補がシード権を取れない”なんてこともザラに出てくるでしょう。
今後の注目点
ヴェイパーフライが駅伝のタイムを向上させることは既に結果で証明済みです。
これから本格的にマラソンシーズンが始まります。現行のヴェイパーフライNEXT%登場してから始めてのマラソンシーズンです。駅伝同様に好記録連発になるのか、日本新記録は出るのか、3人目のマラソン代表は誰なのか、注目したいと思います!