6月12日に発売したアシックスのメタレーサー。いつ届くドキドキしていました。HPに2〜5日で発送するとのアナウンスがありました。5日目の17日に注文が成立していないかも?という不安もあったので問い合わせをすると、本日発送しましたとの回答。これで一安心しました。
メタレーサーが届いた日はあいにくの雨模様で外を走ることを断念。でもどうしても履いてみたかったためトレッドミルで使ってみることにしました。
詳しい説明の前にショートレビュー動画を作成したので入れておきます。
意匠
カラーリングは思っていたより蛍光色が強く眩しいくらい?輝いていました。形はナイキのヴェイパーフライ、アルファフライに比べて明らかにスリム。スッキリしたフォルムは一目で気に入りました!
重量
重量は27.0cmで200g強。これは思ったより重い。これはメタレーサーの重大な欠点になり得ると思います。
メジャーカーボンシューズの重量はヴェイパーフライは約190g。アルファフライは210g。(いずれも27.0cm)これに対してメタレーサーは200g。
後ほどカーボンの反発については触れますが、反発の高いナイキ兄弟に対してナチュラル志向のシューズなら170g〜180gに仕上げてもらいたかったですね。
この強烈な2足の中間くらいの重量では明らかに分が悪い印象的です。
反発
アシックス初カーボンシューズという事でこちらも大きな期待がありました。仕上がりとしてはナチュラルな反発です。
ヴェイパーフライは足を入れて歩いただけでカーボンがしなるのが分かります。メタレーサーのカーボンはヴェイパーフライに比べると反発は弱くよりナチュラルな感じです。反発というか転がる感じというか走りを自然にアシストしてくれる感じですね!
クッショニング
クッションについては硬いとか柔らかいという感想が全くありませんでした。自然に履いて違和感ない感じですね。表現が難しいですが安心感のあるクッションとでも言いましょうか・・・ここは信頼して良いでしょう!
フィット感
フィット感も問題なし!アッパーも伸縮性や締めつけも心地よくザ・アシックス(極上)な感じです。
サイズはパパランはヴェイパーフライ、アディゼロシリーズ全て27.0cm。メタレーサーも27.0cmで問題ありません。(バカ足でだいたい靴は合うのであまり参考になりませんね)
最も気になった点
カーボンの形状でしょうか着地する中足部は外側にガイドが入っていて、前足に抜けるにあたり内側(全体)へガイドする流れがついていました。
恐らく縦のアーチと横のアーチをスムーズに移動させる狙いがあるのだと思います。この点はヴェイパーフライより強いガイドを感じました。(パパランのヴェイパーフライの感想は前かへのガイドが強い印象です)
このガイドが走りにどう影響を及ぼすのか楽しみですね。ナチュラル志向と思われるシューズも技術介入の余地を感じる部分でした。
その他
通気孔はじめました!
ムレは少ないさそうですね( ´∀`)
面で捉えるアウトソール
初期のヴェイパーフライを彷彿させる。面で地面を捉える意識が必要になりますね。雨天時の性能が気になるところです。
総合評価
ズバリ、買って損はなし!癖がなく万人受けするシューズだと思います!ランナーなレベルを問わずパフォーマンス向上に繋がるはずです。
ヴェイパーのように走り方を靴に合わせる必要もなくナチュラルに履きこなす事ができます。
残念な点は重量ですね。200gは切ってほしいところ。うちの古い測定器が故障してるのを祈るばかりです。
最後にぶっちゃけ、ヴェイパーフライやアルファフライにはタイム短縮という意味では及ばないと思われます。しかしナイキが足に合わない方や走り方を変えたくない人にバチッとくる可能性が高いのではないでしょうか!
偉そうに評価しましたが実際にロードやトラックを走ると印象が変わってくることもあります。ポジティブに変わってくることを祈りながら次の練習に臨みたいと重い。
次回は日曜日に3000mタイムトライアル+1000mがあるので、ガチランをしてから再度評価したいと思います!