今年に入ってからポイント練習でトラックで使えるシューズ(スパイクを含む)の使用感を確かめています。今日は1番期待のできるフューエルセル5280の使用感の続編を書きたいと思います。
基本的には1マイル(馴染みがないっす)を想定したシューズなので中距離仕様になっていますが、日本選手権の10000mや箱根駅伝で履いている選手がいたので「長い距離いける説」も根強くあります。
ペース走で使用
6000mのペース走で使用しました。ペースは3分20秒。(これ以上遅いとジョグに近い走りになってしまうギリギリの設定)
結果 19分59秒
かなりキツかったです。最初の200mで時計を見たら何と43秒・・・一瞬やめようかと思いました( ; ; )しかし何とか最後まで走り切る。
プラスの300m×5本は快調
ペース走の後にピリッと300mを5本やってみると、進む進む。水を得た魚のように走りにいきいきと動きます!
結果 50、51、50、51、50秒
地面を蹴る際に足より前に体重が乗っていると推進力が出て、足より後ろに体重があると急に足枷になってしまいます。
その振れ幅が他のシューズと比べものにならないくらいあるので難易度が高いのだと思います。対極にあるシューズがヴェイパーフライですね(扱いやすい)。
ペース走をやっての感想
入りのペース感覚のズレが全てかなと思います。3分20秒くらいでは接地時間が長くて、シューズの性能を引き出せない感じがしました。
あとは省エネ走法を許してはくれないシューズに感じました。1マイルを想定して作っているので当然と言えば当然ですね。
クセが強い
シューズの角度なのかカーボンプレートの反発のせいなのかわかりませんが足底に突き上げがあります。短い時間なら耐えられますが長時間となるとストレスになりますね。
ガイドサポートが強い
この表現が正しいかわかりませんがシューズの形状とカーボンプレートの影響で、接地後に外側から内側に体重移動させられている感じがします。
この感覚はアシックスのメタレーサーも似たような感覚がありますね。
これ自体は悪くない事だと思いますが、走り方を矯正されている感じがあるので好き嫌いが分かれるところだと思います。
ヴェイパーフライは前方に直進するガイドですが、5280とメタレーサーは斜め前(外から内側)ガイドがあるように感じます。
コーナーでのブレ
5280はアッパーがニット素材で作られているためコーナーでのブレは気になる点です。シューレースは飾りのような(笑)ものなので締め過ぎても足が痛くなるだけかと思います(;´д`) この点はロードの方が向いていると言えますね。
レースで使うか悩む
5000m・・・星1つ。今のところ使う気にはなれません。5280の性能を出せる走り方を15分間は厳しそうです。
3000m・・・星2つ。今の力ではギリギリの距離。以前に8分59秒で走っている距離ですがうまくはまればもう少しいけそうです。
1500m・・・星4つ。是非とも履いてみたいです。1マイルに近いこの距離だと性能を発揮できると思います。
800m・・・星5つ。かなり期待できると思います。1500mよりむしろ800mに向いている気がします。
やっぱり使いたい
今回は長い距離を試したので少しネガティブな内容になってしまいました。でもやっぱり使いたい。
唯一無二のデザイン!圧倒的軽さ!誰にも負けない瞬発力!
安定感こそありませんがそれを補って有り余る魅力的なシューズなんです。